院長コラム

こうのとりフォーラム

こんにちは🍁🍂
週末、🕊#こうのとりフォーラム🕊@kounotoriforum に足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました😊
クリニックのスタッフは全員参加🥹、愛育スタッフも何人か応援に来てくれました💖

今現在治療中のクリニックの患者さま、クリニックで妊娠した愛育通院中の妊婦さん、クリニックで妊娠して産まれたお子さんを連れてきてくれたママ、多くの方に声をかけていただき、病院の外でお話できたこと、とても貴重で嬉しく思いました。

そして、全ての講演が面白く、勉強になり、刺激になりました。個人的な感想ではありますが総括を✏️🗒

松田先生: 不妊治療の過去現在未来を分かりやすく解説していただきました👏 松田先生はわたしがこの道にすすむきっかけとなった恩人、恩師✨でもあり、今回お声をかけていただき、MWCチームとコラボさせてもらったことも嬉しかったです。(松田ウイメンズクリニックの治療から愛育病院で出産してくださる方も本当に沢山いらっしゃいます🥰)

堀田心理士さん: 初めてお会いしましたが、話しているだけでこちらが癒されるような優しいオーラを纏った方。心に沁み入る優しいお話、うちのクリニックが1番力を入れたい、心のケアのお話。スタッフも大絶賛でした👏

浅田先生: 不妊治療を専門にすることを決めた時、浅田先生の書かれた教科書を沢山読み漁りました。日本の不妊治療を牽引して来られた有名な先生と直にお話できて感無量でした。(ちゃっかり教科書にサインもいただきました✌︎)わかりやすく、刺激的で痛快なお話でした👏

川俣先生: チームあいいくから、川俣先生がお話され、さすがの引き込まれる話術👏 川俣先生の時はお腹の大きな方🤰も目立ち、皆さん頷きながら聞いていました。少しだけネタバレすると、妊娠中のルイボスティーやチョコなどのポリフェノール🍷多量摂取に注意。リステリア菌🐿の感染を防ぐために、ナチュラルチーズ、スモークサーモンの摂取はダメ🙅‍♀️ そんなお話がたくさん聞けました。妊活中の方には希望も持てるお話となったと思います✨

看護師・培養士の相談ブースでは、何組かの方のご相談をお聞きしました。実はわたしも座っていて、何人かとお話させていただきました😁ご縁があればいいな、お手伝いできるといいなと思いつつ…

休憩時間に天文館図書館のカフェBrew☕️🍰でお茶したこともとても楽しい時間でした。
図書館の雑誌の『愛育病院』もみんなに自慢したり🤭

たくさんの刺激、出会いがありました。新しいご縁もいただきました。そしてお勉強もできた充実の1日でした。
また、スタッフみんなで診療に還元していけるよう、心新たに頑張ります🫶🏻

2022/11/15 インスタ投稿より

横浜の海

毎日お天気がよく気候もよくて気持ちが良いですね🍂🌰

今週末は、いよいよ
🕊#こうのとりフォーラム🕊@kounotoriforum です。
クリニックの看護師チーム、培養士チームも現地で相談ブースを担当します(レディースクリニックあいいくは13時までが担当)🙋‍♀️
全ての講演がスペシャリストによるものなのでかなり有益だと思います❣️
愛育病院院長 川俣和弥先生の講演『妊娠したら気をつけたいこと』は15時15分からです。
今から妊婦さんになる予定の皆さまはもちろん、妊娠された方にもかなり興味深い内容です🤰
妊娠中の食べもののことやつわりのこと、心配しないといけないサインなど、わたしも聞くのが楽しみです。
会場でたくさんの方にお会いできたらと思います🍀


余談ですが…
先週、横浜に『日本生殖医学会』に行ってきました。
(代診のご協力ありがとうございました😊)
全国の不妊治療の専門家が集まる会で、3年ぶりの現地開催。いろいろな情報と知識をアップデートし、刺激を受けました。

ある講演で、『保険適用によって、不妊治療を受けた患者さんたちが、これからは日陰ではなく、ひなたの道を大手を振って歩けるような時代になる』という言葉を聞き、そうだなぁと思って嬉しくなりました🥹
不妊治療で妊娠したこと、特別に自慢することではないのかもしれないけど、それだけ両親に心から強く強く望まれて、たくさんのひとの想いが結集して、この世に誕生した、かけがえのない尊い存在なんだよ✨と胸を張ってお話して欲しいなって思っています。

個人的には、志を同じくする尊敬する大好きな友人と会場で再会し、満ち足りた時間を過ごせたことが、頑張ろうという1番のエネルギーになりました👭

また、新しい知識を診療に還元していきたいと思っています🫡💓
(朝、夜が明けていく希望に満ちた横浜の海をずっと見ていました🌅✨)

2022/11/8 インスタ投稿より

ハロウィン

ハロウィン🎃が終わりましたね。
1日遅れましたが、うちのかわいいお地蔵さまたちをアップしておきます💓
日本の伝統と世界の融合みたいになってますね🤭 

【おやすみのこと】
最近、
『少し治療を休んでもいいですか😭』と相談されることが数回ありました。
妊活期間って、排卵期にソワソワして、夫に気を遣って、そのあとしばらく期待でソワソワして、そして、下がり始める体温にがっかりして、お手洗いで絶望して、涙が溢れる。
また気持ちを立て直して、クリニックに通って…
そんなときも子連れのママやお腹の大きい方が目に入っちゃう。
そんなことの繰り返しですね。
期間が長くなったり、治療のレベルがステップアップすると、その期待と落胆の落差は激しくなり、ゴールが見えなくて、ぐわんぐわんと短期間で揺れ続けるメンタルに疲れてしまいます。

おやすみしたい、でも早く欲しいから休みたくない。
そんな矛盾する気持ちが交錯します。

妊娠しても思うように進まなかったら、期待と喜びから一気に崖から落とされたような気持ちになり、しかも、次のチャレンジまで身体を整える時間が必要になり、手に入りそうだった未来がまた遠く離れていくようで、メンタルが削がれますよね。

それぞれの立場の辛さはその人のものだし、比較できることではないけど…
今の妊活の辛さ、『妊娠しない自分』だけにフォーカスせず、もっと俯瞰で高いところから、そして長い目で見て欲しいなって思ってます。
絶対にあなたのせいではないので。

産婦人科医として、多くの喜びと悲しみ、生死を経験してきた立場として思うのは、今のあなたの(自分にとって不満だったり辛かったりする)毎日は、別の誰かが欲しかった毎日かもしれないということです。
共に治療に向き合ってくれるパートナーがいること。妊娠を望める健康なからだがあること。いまある幸せ。

…とはいっても、『今あることに感謝しなさい』は理想論、キレイゴトでもありますよね。
辛いもんは辛い。
.
妊活の辛い気持ちは、お友達や家族には話せないことも多いです。
『わかる〜』と言われてイラっとしたり、善意と思って言われるトンチンカンの励ましやアドバイスを受けたりもします。
夫やその両親からのプレッシャーもあるかもしれません。

みんなの話をゆっくり聞きたいと思いつつ、最近待ち時間が長過ぎてなかなかゆっくり話せないのですが…
可能な限りで対処したいと思っていますので(時間的に無理なときは無理と言います🙇‍♀️)わたしや、スタッフにお話くださいね。
妊活カウンセリングもあり、最近予約が増えています。
クリニックで一緒に診察を待っている方たちもみんなおんなじ同志ですよ。
クリニックに来ている、それだけでも既に充分努力しているし、えらいです❣️
『おやすみしてもいいですか?』答えは『もちろんOK』です。
おやすみしても、気持ちが整って、また戻って来てくれたら大丈夫。
少し先の未来へ向かうために、一緒に歩いていきましょう❤️

2022/11/1 インスタ投稿より

一輪のコスモス

こんにちは🍂🌸
先週木曜日、外来が終わってから、慈眼寺公園に行ってみました🚗
まだ満開ではありませんでしたが、かわいいお花たちが咲き始め、風にゆらゆら揺れていました🫶🏻
空を見上げる一輪のコスモスが、けなげで、かわいいなぁ💕と思いました。

保険適用になり、半年が過ぎました。
この半年で人工授精、体外受精での妊娠もたくさんありました。
保険適用がステップアップの一押しになった方も多くいらっしゃいます🙌

そして、保険適用で不妊治療が少し広まったためか、20代の患者さまがかなり増えました👩‍❤️‍👨
最近は24歳、25歳も珍しくありません。
デジタルネイティブ世代なので、SNSやインターネットで妊活の情報を得て、最初から不妊治療専門クリニックの門を叩いてくださいます🥰
あっという間に卒業される方も多くいらっしゃいます👏

保険適用で世の中に広く知られるようになり、不妊治療クリニックに受診することの心理的ハードルが少し下がったかな?と嬉しく思っています。

20代は『まだ若いから』と言われることが多いと思いますが、まだ若いからこそなかなか出来ず人知れず悩んでいる方も多いと思います🥺 

2022/10/18 インスタ投稿より

エネルギーチャージ

こんにちは🍂
秋の空が気持ち良く、清澄な空気の朝。
通勤中にパチリ。
かなしいことがあったおやすみだったので、エネルギーチャージのために連休最終日は秋を見つけに出かけてきました。
どこまでも広がる雄大な景色をぼーっと見て、風を感じて、またがんばる力をチャージしました✊🏻

今日の投稿は、センシティブで重い内容を含みます。妊娠初期など時期的に自衛した方がいい方は、読み飛ばしてくださいね。

りゅうざん
この仕事をしていて、最も、と言ってもいいくらい過酷な辛いできごとです。
赤ちゃんを望む方にとって、安堵したり喜んだり、具体的な未来を想像したあとに、辛い事実をお話することは本当に苦しい。
妊娠した赤ちゃんが産まれてくるのかどうか、は、神の領域であり、医学ではどうしようもないことが多くあります。
ただ、辛いことのなかに、確かに宿ってくれた小さな小さないのちが何かを教えてくれるかもしれない。
わたしは医師(=科学を専門にする者)なので、流産に対するスピリチュアルな考えは苦手だけど、正しい医学の知識で苦しい人を導きたい、そう思っています。
(もしかしたら、余計なことを言われて自分を責めたり傷ついているひとたちがいるかもしれないから)
そして、暗闇で溺れそうになっている方たちの手をしっかりと繋いでいたい。

今日ご紹介する卒業エピソードは、そんな辛い思いを5回された方です。
『わたしの体験が誰かの力になるのなら』と言ってくださいました。
現在41歳。
38歳で結婚後妊活を始め、3回自然妊娠されましたが、3回流産。愛育病院で3回目は絨毛染色体検査を行い、染色体異常の流産。
不育症リスク因子の血液検査では、軽度の甲状腺機能異常のみでした。
39歳で愛育病院からクリニックに紹介。
AMHは4.86と高い方でした。
4回の人工授精で妊娠せず、40歳になることもあり、体外受精にステップアップ。3個胚盤胞凍結し、凍結胚移植で妊娠しましたが、流産。この子も染色体異常でした🥲
2回目の2個移植も胎嚢のみで育たず。
年齢に伴う受精卵の染色体異常が流産の原因のため、着床前診断(PGT-A)をすすめました。ご夫婦おふたりの染色体は正常で、きっといつかは授かる!と信じました。
PGT-A目的で採卵を2回行い、計3個のグレードの良い胚盤胞を検査に出せましたが、全て流産するか着床しないと考えられる胚でした。かなりの高額の採卵と検査の末に、この結果が出た時はさすがに心が折れそうでした。
ご夫婦と何度か話し合い、グレードはやや下がりますがPGT-Aに出せなかった胚盤胞(4ACと4BC)を2個移植してみることにして、単胎妊娠😭👏毎回の診察でわたしも患者さんもドキドキ不安でしたが、今度こそ順調に育ち、涙の卒業になりました。
PGT-Aをした中に運命の子を見つけることはできませんでしたが、しなければあと何回か流産したかもしれません。これ以上の辛い思いを回避できたのは、PGT-Aのおかげだと思っています。

卒業して愛育病院にやっと帰った日。主治医の儀保晶子先生が、『おかえり😌待ってたよ』と優しい言葉で迎えてくれたそうです。わたしも涙が出ました。
どうか神様。元気な産声を聞かせてあげられますように。

どうにかできること。どうにもならないこと。祈ることしかできないこと。医学の限界。医学のチカラ。
苦しいこともあるけど、辛い思いを抱えた方たちと一緒に歩いていけますように。

2022/10/11 インスタ投稿より