院長コラム

子宮頸がんワクチンのこと

こんにちは🍁🍂🎄
少しずつ肌寒くなってきましたね。
クリニックのツリーも飾り付けてもらいました✨
暗くなってからクリニックを出る時に、ツリーを見て心にぽっ✨と光が灯るようです💓

紹介したい卒業エピソードが貯まっていますので、post…🎵します。

32歳の患者さま。
不妊期間数年で、今から1年ちょっと前に来院されました。
治療を頑張ろうとしていた矢先…
初診時の子宮頸がんの検診で『要精密』の結果が出ました。愛育病院でコルポスコピーという精密検査を行い、『CIN3』(日本語では子宮頸部高度異形成といいます)という、”がんになる一歩手前“という診断でした。
過去にレーザー治療をされた方でしたので、今度は『子宮頸部円錐切除術』という、子宮の一部を切り取る手術を高次医療施設でお願いしました。
術後2ヶ月で不妊治療を再開。人工授精を3回して妊娠せず、AMH 1.08と低下していましたので、体外受精にステップアップ。
ショート法で7個採卵し、3個胚盤胞凍結。
1回目の胚移植で妊娠したものの流産となってしまいました。
2回目の胚移植で妊娠し、今度は順調に育ってくれました👏卒業し、現在愛育病院での妊婦健診がスタートしています🤰✨

子宮頸がんはとても身近で、発症のピークは30代から40代と、赤ちゃんが欲しい年代とも一致します。
クリニックでも最初にしていただく検査ですが、1ヶ月に数人が精密検査が必要になることもあります。(精密検査は愛育病院でしています)

がんになる前に見つけることができると、レーザー治療や円錐切除術をして、子宮を守ることができ、その後安心して妊娠していただくことができます。
円錐切除は早産のリスクとなりますが、悪いところをとってもらえるというのが魅力です。
中等度異形成などで、採卵前や移植の前にレーザー治療を受けていただいた方もかなりいらっしゃいます。

子宮頸がんは、検診がとても大事です。
妊活の前に必ず必ず、受けてください。
治療中も、1年に1回は必ず受けてください。
産んだあとも必ず受けてください。
(これまでの経験で、トラウマになるような悔しい思いをたくさんしましたので口酸っぱくいいます🙇‍♀️)

そして、いまは子宮頸がんワクチンがとてもとても大事です。

子宮頸がんワクチンは妊活中の方には受けていただけませんが、最近、受けそびれた25歳までの方たちは無料で接種するチャンス(キャッチアップ)があります。
また、来年4月から待望の『9価ワクチン』が無料接種対象となりました。
周りに対象の方がいましたら、ぜひ❣️
愛育病院で受けられます🏥
(ワクチンに関しては愛育病院 @aiiku.hp.kg の11月10日の投稿をご覧ください💖)

余談🤫ちなみにわたしは子宮頸がんワクチンが日本で初めて発売されたばかりの2010年に、サーバリックス(子宮頸がん2価ワクチン)を接種しました。
毎年4月は愛育病院で子宮頸がん検診受けてます。皆さんもぜひ❣️
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今回、まだ若い、大切な患者さまが、がんになる前に子宮を守り、赤ちゃんを妊娠できて本当によかった😮‍💨と、安堵の気持ちでいっぱいです。
きっと、不安だったと思います。
本当におめでとう🎈 よかったね🥰

2022/11/18 インスタ投稿より