院長コラム

感謝


こんにちは🎄樋渡です👩‍⚕️

卒業メッセージ、いつもありがとうございます。最近多くの方が書いてくださり、投稿の頻度があがっています🙇‍♀️感謝✨
愛育病院の川俣先生が、卒業メッセージの投稿に毎回コメントしてくださっているのも注目です☺️

卒業生のなかには、ひとことで不妊治療卒業と言っても、本当にさまざまな方がいます。
受診後1、2回目のタイミング治療で妊娠される方から、治療が年単位の方。
選択肢が顕微授精しかなかったという方。
体外受精1回目で妊娠できました❣️という方から、何度も何度も移植して、流産も何回かしてやっとです😭の方も。
20代前半の方もいれば、40代半ばの方も。
やっとやっとおひとり目を授かった方も、2人目、3人目という方も。

いま不妊治療中の方や、これから不妊治療を考える方は、きっと、ご自分と近い境遇の方のメッセージを読んで、希望が沸くのではないでしょうか❣️
そして。
今卒業メッセージを今見るのは辛いという時もあると思います。
そういう時は無理をしないでくださいね。

診察室で、ある方の卒業メッセージに勇気づけられたと話してくださった方がいらっしゃいました。
そうだよね、似た境遇だよね、勇気づけられるねってお話しました😌

治療の辛さは、人と比較できるものではないです。
でも、ついつい比較しちゃう。
私ばっかりどうして。
あの人はずるい。
あの人よりはましなのかな。

周りに相談しても、
「若いから大丈夫でしょう」
「そんなに焦らなくていいんじゃない?」
「そこまでしなくていいんじゃない?」
「自然じゃない方法って怖くない?」
「体外受精すれば妊娠できるんでしょ」
「体外受精だなんて問題ある子がうまれるんじゃないの?」
「諦めたときにできるっていうよ」
「ひとり子供がいるんだしそこまでしなくても」
「できなかったら夫婦2人だけで気楽じゃない」

まぁ、たくさんの善意が刃となって襲ってきます。
それが、意外と夫だったり、自分の親だったり、義理の両親だったり、仲良しと思っていたお友達だったり、時には産婦人科の先生やスタッフから😳だったり。
そして、敏感になっているからこそ、言った本人は軽い気持ちや、慰めや、善意であったとしても、考えすぎて感じすぎてしまう。

そんななか、心を保って、治療に向き合う患者さんたちは偉い👏です。

ちゃんと、吐き出す場所を持っていますか?
愚痴られる場所を持っていますか?

わたしが過去30代前半でいろいろと悩んでいた時は、誰かの言動で負の感情が訪れた時は、一旦それをまるっと受け止めて、『あ、わたし、いま、嫉妬しているな。悔しいんだな。そりゃそうだよな。』などと、黒い自分を認めて、そして、誰かや紙に(笑)アウトプットして、少しすっきりするようにしていた記憶があります。

わたし自身、診療では、あまり時間は取れないことが多くて申し訳ないのですが、
不妊カウンセラー兼助産師さんの妊活カウンセリングがあります。
そして、10月よりクリニック専任の心理士さんが常駐しています。
また、過酷な治療やたくさんの涙を経験し、誰よりも患者さんに近い優しいハートフルなスタッフもいます🥰

モヤモヤしているとき、苦しい時、とにかくアウトプットが大切です。
ぜひぜひ頼ってくださいね🙏

誰の悩みも苦しみも比較はできないけれど、通院される方が少しでも幸せな方向に向きますように、と願っています。

そして、ひとつだけ絶対に忘れないで欲しいのは、今の毎日が既に幸せであるということ。
もちろん、あかちゃんほしいけど、そこがまだ叶ってないかもだけど、でも、だからといって不幸ではないです🙋‍♀️

 

 

先日、晴れた日曜日に、高千穂峰に登頂しました⛰️
天孫降臨の伝説がある、神様が初めて降り立ったという山。

山そのものを神と祀っており、頂上まで何度か鳥居があり、登山の途中や山頂からの景色も美しく、パワースポット✨という印象。
生来怠け者で運動音痴、体力に自信はなかったけれど、根性で登りました🙌
登山を趣味とする方からすると初心者🔰レベルだそうです😵‍💫
登山しなくても、高千穂河原駐車場近くにも神様いらっしゃいます(写真↓)✨

晴々しい気持ちで
万感の思いで、手を合わせてまいりました🙏

 

私の大切なひとたち(スタッフと患者さんたち)にいいことがありますように❣️

2023/12/13 インスタ投稿より