院長コラム

ひな祭り

こんにちは🌸樋渡です👩‍⚕️
3月中旬、卒業の季節ですね。
今日は3月のエピソードを徒然と…

最近、愛育病院では、クリニックでの治療期間の長かった方の出産が続いています。
朝、出勤すると、分娩係の助産師さんが『先生が治療された〇〇さん、夜中にお産されました』と報告してくれます。
それを聞くと、あーよかった😮‍💨と安堵し、今日もひとりでも多く妊娠に導けるように頑張ろう😤💪と、鼓舞されます。
お産後にお部屋に行かせてもらうのも至福のときです🤱
何回も何回も採卵や移植を頑張ってくれた患者さま、妊娠そしてお産を担当してくださる先生方と愛育外来スタッフ、取り上げてくれる助産師さんたちに感謝です。

先日は、治療を約4年間された方が、不妊治療を卒業して特別養子縁組をするための準備に入りますと、報告しに来てくださいました。たくさん採卵もしましたが、妊娠するところまでいっても、継続まではいたれませんでした。複雑ではありますし、寂しいですが、『ここまで治療できたので悔いなく終われます。ありがとうございました😌』とおっしゃっていただいたこと、本当に心に染み入りました。お2人のお顔は本当に晴れ晴れとしていました🥹ご夫婦で十分話し合って辿り着いた新しい人生の扉が開くこと、新しい幸せが舞い降りること、心から応援しております。愛育病院に子宮がん検診に来てねとお伝えしました😌こちらこそありがとうございました🙇‍♀️

そして、投稿の写真。
🐇🎎愛育病院でひな祭りに入院中の患者さまに振る舞われたプレゼントで、栄養室からクリニックにもお裾分けをいただき机に飾っていました。
少し前に女の子がお空に帰った患者さま(染色体検査で性別がわかりました😌)が、『あのこの節句にこんなささやかなお雛様を探していました。かわいい💕🥹』とおっしゃってくださいました。
たとえ、産まれて来れなくても、桃の節句に想いを馳せてもらえたちいさなあかちゃん。切ないけど幸せなことだなぁと胸を打たれました。次は赤ちゃんに会えることを祈ってます🙏

🕊紅白の折り鶴は、移殖された患者さまがお部屋に置いていかれたものでした。
培養士さんが、『せんせ〜🥹😍』って目を輝かせて見せてくれました。2羽の鶴が重なっていて、繋がっていて、幸せを運んできてくれそうだな、って心が温まりました。縁起がとっても良さそうです✨移植がうまくいってくれますように。ありがとうございます😊

お2人目の相談に愛育病院の妊活相談外来に来てくださった患者さん、赤ちゃんを抱かせてもらって嬉しかったです。お顔を見せてくれてまた頼ってくれてありがとうございます🥰

毎日いろいろな悲しみや喜びに触れています。幸せのかたちもいろいろあります。ゴールは一つではないのだなと考えさせられます。
誰かの大切な人生に携われることの喜びに感謝しています。
そして、今の幸せに感謝しつつ、日々精進していきたいと思います😌

2023/3/15 インスタ投稿より