院長コラム

15回目のお誕生日

9月が駆け足で過ぎ去ろうとしています。
昨日9月27日はレディースクリニックあいいくの15回目のお誕生日でした🎂
15年前に、榎園先生が熱い思いを抱いて開院されたクリニック🏥✨
15年間多くの患者さんの夢と喜びと涙を見守ってきたことと思います。
そして、多くのあかちゃんが来てくれたと思います。
これからも、わたしたちの技術でたくさんの患者さんを笑顔にできますように🫶

今回も卒業エピソードを紹介させてください🫧
37歳で約半年の不妊期間で来院された患者さま。
やや大きめの子宮筋腫があり、AMHが0.4と40代半ばレベルに低い方でした🥲(37歳の平均は2.2くらい)
左卵管閉塞もあり、自然妊娠に不利な条件が重なったため、体外受精にステップアップしました。
ショート法で4個採卵し、凍結胚盤胞4AAを移植して妊娠されましたが、6週であかちゃんの成長がストップしてしまいました。
その後採卵をしても、AMHが低いこともあってでしょうか、未受精に終わったり、未熟卵であったり、受精しても良好なグレードの胚に育たなかったりと苦しい時期が続きました😔
心が折れそうな時もあったと思いますが、サプリを飲んだりダイエット頑張ったりひたむきに頑張ってこられました🏃
今回、採卵5回目、移植4回目(凍結胚盤胞4CA)での妊娠、39歳で卒業となりました👏
3月までに助成金は6回使用していたので、4月の保険適用を機に治療をもう少し続けられたことも後押しになったと思います。

AMHが年齢よりも低い方。卵子の在庫が少ないことを意味しています。
妊娠率を表すわけではないので、低くてもすぐ自然妊娠される方もたくさんいらっしゃいます。
でも、体外受精が必要となったとき、やはり一回で採れるたまごが少なくて、治療が長期戦になってしまうことがあります。
そのために、AMHが低めの方(おおむね2以下の方)には、さらに卵子が減ってしまう前に早めのステップアップをお話させていただくことが多いです。
きっと赤ちゃんになってくれる卵子が残ってくれていると信じて、一緒に早めに迎えにいきましょう🐣 

2022/9/28 インスタ投稿より