院長コラム

卒業エピソード

夏☀︎ですね🌻
昨日は、かんかん照り🌞からの、突然の大雨☔️。
そんななか、大きな喜びと、大きな悲しいことが1日で起こり、それは昨日のお天気と一緒で。
嬉しいと悲しいがジェットコースターのように押し寄せました。

大切なひとの悲しみをほんのひとすくいでも和らげて、救いになれたらと思いました🫧
共に心を尽くしてくれる優しいクリニックナースたちにも感謝です。

写真は、週末に見たひまわり🌻
お空を見上げてニッコリしている姿に癒されました🍀

そして、今回は個人的にも大切な方の卒業エピソードの紹介をします😌
35歳でおふたりめ希望の方。
お一人目は自然に授かったため、2年前から愛育病院でゆるくタイミング治療をしていたのですが、一度授かるもすぐに赤ちゃんがお空に行ってしまい、1年半前にクリニックに来られました。
AMH 1.6と低い方でした。潜在性甲状腺機能低下が見つかり、近医でチラージン内服治療💊
精子の状態もむらがあり、人工授精8回してもうまくいかず、体外受精にステップアップ。
ショート法で、成熟卵子を7個採卵し、顕微受精で6個受精、1個胚盤胞凍結。まだ保険適用の前だったので、貯胚をおすすめし、もう一度採卵しましたが、凍結できたのは1個🥲(注:現在、保険適用では貯胚ができなくなりました😵)
2個の胚のうち、きれいなたまごちゃんを、満を持して凍結融解胚移植し、妊娠されました💕👏

いつもニコニコ、笑顔でまわりを温かくしてくれる方です。なかなか順調に進まない2人目妊活、きっと苦しかっただろうなと思います。
お二人目あるあるですが、1回スムーズにできた妊娠に、まさかこんなに苦労するなんて…となることが多いと思います。
お子さんを預けての受診、仕事と育児と治療のバランスの難しさ、周囲からの『兄弟はまだ?』のプレッシャー、年齢もすすみ…、自然妊娠できたのにまさか体外受精😖と葛藤もしたはず…
本当によく頑張ってくださいました👏

クリニックの患者さまのうち、約3割がお二人目以降の治療の方です。1人いるから余裕と思われがちですが、そんなことは全くなく、それぞれの立場の辛さや悩みがあると思います。ステップアップも足踏みしやすいのですが、年齢のこともありますので、どうぞご相談くださいね。

2022/8/10 インスタ投稿より