こんにちは💓樋渡です👩⚕️
今日は本の紹介です📕
『受精卵ワールド』
本山聖子さん著
鹿児島の作家さんです💓
ある方にこの本の存在を教えていただきました。
前作の乳癌を患った女性たちの物語『おっぱいエール』も好きでしたが、今回は、不妊治療がテーマの小説です。
胚培養士さんが主人公で、患者さんに説明する緊張感や、卵子や受精卵に対峙する神聖な厳粛な気持ち、など、かなりリアルに培養士さんの心情が描かれています。
医学的なことも含め、かなり綿密な取材をされたんだなぁと頭が下がります。
そして、磨いても磨いても磨き尽くせない、いのちを扱う、いのちを産み出す、培養士という仕事に向き合う謙虚な姿勢。
うちの培養士さんたちを思い浮かべながら読み進めました。
本の中に、受精卵のことが『地球🌏』と表現されています。
美しく、丸い、深い銀色の、地球。
わたしは、受精卵のことを
きらきら輝くダイヤモンド💎✨とか、
夜空に煌めく星みたいだなぁ⭐️とか、
たくさん採れた卵たちが分割して、4日目の桑実胚で一回小さくなって、胚盤胞にぐんぐん大きくなる姿はさながら花火🎆がどんどん打ち上がってるみたい😍とか、
そんなふうに感じています。
それが、作家さんの手にかかると、
『地球🌏』
なんて素敵なんでしょう💓
自分が普段目にしているものが更に輝きを増したように感じました。
ストーリーも二転三転、30代の女性が仕事やジェンダーや家族や生い立ちや今後の人生に悩み、自分らしさを見つけていく、そんな面白いお話です。まさかの展開も!
不妊治療をされる方、特にART(体外受精)をされる方、わたしたち側の気持ちが少しわかると思います☺️オススメです💕
いま、培養士さんで回し読み中ですが、もうすぐ樋渡文庫にも置きますね。
本を読んで、誰かと感想を共有するのも楽しいです。愛育の読書好きの助産師さんと、本当ち面白かったねー🤩と言い合ったところでした。
そして話は変わり。
今日は、天使ちゃんをお迎えするお手伝いがありました。
何度経験しても辛くて寂しくて悲しいです。
でも尊い時間でもありました。
たくさん泣いて、泣いて、ないて。
そしてまた前を向いて。
お2人が頑張る限りはわたしも培養士さんたちも頑張ります。
(もう頑張らないという決めた時はその時はそれも応援したい。)
確かに宿ってくれた命が教えてくれた喜びもある。
きっと意味があったと信じています。
また、一緒に、とっておきの、『銀色の地球』をお迎えにいきましょうね。
2023/9/12 インスタ投稿