院長コラム

卒業エピソード

こんにちは🎄樋渡です👩‍⚕️💕
今日火曜日は、クリニックのわたしの外来はおやすみの日ですが、朝から3人の患者さまの子宮鏡検査をしたり、お昼にお2人の胚移植をしたり、あいまに帝王切開の助手に入ってクリニックベビー3人✨の誕生を見届けたりしていました♡
赤ちゃんを迎えるための検査、赤ちゃんをお届けするための処置、そして、この世に赤ちゃんをお迎えする瞬間の立ち会い。とても尊い1日です。

切迫早産や赤ちゃんが小さめで愛育病院から高次施設への搬送となって、そこでお産した患者さま方から、インスタにお誕生の報告のメッセージもありました🥹ただただ嬉しいです。ありがとうございます☺️元気が出ます。

治療の反応が強く出て転院となった方、ずっとずっと心配でわたし自身がどうかありましたが、お電話で元気なお声を聞くことができました😭また一緒に頑張れますように🤝

さて。卒業エピソードの紹介です💁‍♀️
愛育病院では、今年からブライダルチェックならぬ、『ベビまちチェック👶』を始めました。妊娠ドックとか、プレマタニティチェックとかいろんな病院で検査が用意されていますが、妊娠に問題ないかな?というカジュアルな検査です。気になる結果でなければゆっくり妊活を、何かあったらすぐにお手伝いできるようにと、思って始めました。親しみやすいようにかわいいネーミングを、と考えてわたしが名づけました✌️

紹介する患者さまは30歳の方。
22歳から愛育病院で月経痛にピル(LEPという保険適用のホルモン剤です💊)をずっと使われていましたが、結婚を機に中止し、7か月ほど自然にベビまちされていました。
今年の4月にベビまちチェックを受けられたところ、AMHが0.6と、40代レベル…
すぐに妊活相談外来に来られ、卵子の在庫が少なめなので、早めに検査していきましょうねとお話しました。
検査をすすめると、片側の卵管閉塞や軽い高プロラクチン血症があり、通っている方の排卵の時に人工授精をスタート。2回しましたが、妊娠に至らず。
ご夫婦より、早く欲しいから早くステップアップしたいとご希望がありました。時期を相談し、結婚式とハネムーンを終わらせ、その後すぐに体外受精にチャレンジしました。
ショート法で成熟卵を3個採取し、2個の受精、1個が胚盤胞(4BB)になり、その貴重な1個を新鮮胚移植し、無事妊娠🙌
結果的には短い治療期間でした。
若いのにAMHが低い時、スピード感がとても重要になります。もちろん自然妊娠される方、低い値からお2人以上産む方もいらっしゃいます。
この患者さまは、長くピルを使っていたことも、ホルモンバランスが安定し、子宮と卵巣が状態よく保たれていて、早めの妊娠に繋がったのだと思います🫶🏻よかった😌
そして、ベビまちチェックを受けてくださり、本当によかった🥺ありがとうございます😊

『ベビまちチェック👶』愛育病院でご案内しています。特に婚約中、入籍直後の方、妊活始めたばかりの方に受けていただきたい血液検査です。どの担当の先生でも受けていただけますが、わたしがチェックしています🧐♡
ご自分の人生計画を考えた時、きっと参考になると思います✍️
思うような結果とならなかった時、妊活相談外来もしくはクリニックでご相談ください❣️自然妊娠から、必要なら高度治療までお2人にぴったりの妊活をお手伝いできたらなと思っています💪

2022/12/13 インスタ投稿より